第三節 三段階の人生行路


 人の人生は、蘇生、長成、完成の三段階を経ます。腹中の水の世界、地上の地球星世界、天上の空中世界で暮らします。言い換えれば、母親の腹中の水の時代、地上に生まれて生きる百年の地の時代、飛んでいく空中の霊界時代、このように三時代を経ます。

 人はうまれるとき、一番深い水の中から生まれるのです。腹中時代は水の中の時代です。赤ん坊が母親の胎中にいるときは、水の中に浮いています。水の中で暮らすために、水を吸って送り出さなければならないので、赤ん坊はホースを母親のおなかにつなげて生きるのです。赤ん坊は、栄養分をどこから供給されますか。へそから供給されます。へそが口なのです。ですから、それをばかにしてはいけません。
「へそや、お前は昔苦労した」と言い、たたいてやれというのです。へそをたくさんたたいてやれば、健康になるのです。そのように運動しろというのです。へその運動をたくさんすれば、健康になるのです。いくら寒い部屋で寝たとしても、へそさえちゃんと覆いかぶせて寝れば下痢になりません。

 腹中では、皆さんの口はへそです。この息をする器官が、へそを踏んで上がるのです。その次の段階の口は何ですか。皆さんが食べ物を食べる口です。絶えず上がるのです。では、へそにつながった緒を、どのようにすべきでしょうか。切り捨てなければなりません。

 同じことです。空気の世の中では、霊人体が体にくっついて、胎児のように肉身を吸い取っているのです。そうして肉身が老いれば、捨てていくのです。胎児が生まれて、お母さん、お父さんの前に愛の対象になるように、霊人体が、霊的父である永遠の神様と相対することができる人として、再び生まれなければならないのは、原理原則です。

 胎児が生まれて、お母さん、お父さんと友達になることができる所が、地上世界です。お母さん、お父さんと、愛を共にすることができる地上世界に生まれるのと同様に、霊的に無限の世界に通じることができる父母になられる神様と、愛を分かち合うことができる霊界に再び生まれなければなりません。

 腹中から出て何を発展させるのでしょうか。空気ではなく愛です。愛の要素を受けるということです。御飯だけを食べていてはいけません。御飯だけを食べていれば、死んでいくのです。それは、第二段階の人生を生きなければなりません。したがって地上生活では何を満たすべきでしょうか。この期間には、新しい愛の人格を形成しなければなりません。

 この地上で、皆さんに必要なものとは愛です。お母さんとお父さんの愛を受けられない子供を、なぜ、「孤児」と言うのでしょうか。あの霊界と永遠につながり得る愛を受けられずに暮らすからです。それで、一人で独身暮らしをする人を、「かわいそうだ」と言います。

 死ぬということは、第二の呼吸をしていた肉体に連結された器官を壊して、愛の要素を受け継ぐことです。愛は見えません。父母の愛、夫婦の愛を中心として、一つの内的な構造が育つのです。ですから、神様の法則のとおりに、胎内で正常な赤ん坊として育つのと同様に、地上でも天理に従ってちゃんと育たなければなりません。

 とんぼは初め、幼虫になって水の中で泳ぎ回った後、地上に上がってくると、しばらくの間、這い回ります。その次には、ひらひらと飛び回り、地で這っていた時には食べるとも思っていなかった虫を捕まえてたべます。天下を自分の舞台として飛び回るのです。

 昆虫類の中には、三段階の世界を経るものがたくさんいます。昆虫といえば、大概羽があります。昆虫も水で、陸地で、空中で暮らすのに、万物の霊長という我々人間に羽があるでしょうか。次元の高い羽があるのです。死が第二の出生の、幸福なる関門です。死ぬということはどういうことでしょうか。地上生活は、空気中において「胎中で泳ぎ回って暮らすこと」と同じです。空気という包みの中で、生きているのです。死ぬということは、特別なことではなく、第三の人生へと出生することです。その瞬間が、死ぬ瞬間です。

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